2009/05/18
Process:1 ブレスト
プランの初期段階では、なるべく多くの可能性を模索するため、ブレストを頻繁に行います。
よく行う方法として、1つのアイデアを1枚の紙にまとめ、制限時間内にとにかくたくさん出すというものがあります。細部にはこだわらず、思いつくままに書くのが大切。初めはさらさらと書けるのですが、次第に詰まってきて、最後には頭をひねって絞り出します。
制限時間後に一人ずつ書いた物を見せながら発表します。イラストに凝る人、抽象的な階層を考える人、説明を聞かないとなんだか分からない人。それぞれのスタイルがあって、面白いです。
そうして集まったアイデアは様々な可能性を秘めています。このあとスケッチ・模型制作などを経て磨きをかけていきます。
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今回の骨展では、山中さんからサブテーマとして「柔らかい骨」ということでオファーをもらっていました。
返信削除動物の骨も、標本になってしまうと固くてもろくなるけど、生きているときは柔らかさをもっていて、その柔軟性によってより丈夫な構造になっています。
一方、人工物の中の構造では、鉄筋コンクリートを例にとるとわかりやすい。コンクリートは、圧縮には非常に強い素材だが、引っ張りには弱い。鉄は逆で、引っ張りには非常に強いが、圧縮には弱い。その二つの素材を掛け合わせて使うことで、圧縮にも引っ張りにも強い構造を作っているのです。
という、エピソードを伺いました。
ここには間違いなく、面白い何かが潜んでいます。
でも、それを自分たちの作品として形に落としていくのは、非常に難しい作業でした。
いつもは無数のアイデアがでて、その中の何割かが実現したくなるようなアイデアで、そこから選抜していくのですが、今回は、良い案が全く浮かばない。何週間か個別に考えていたんじゃないかなと思います。
Galvanicのアイデアに行き着く前は、でっかい骨のカタチしたfuwapica作ろう!なんて大胆なアイデアもありました。
実は僕はそのアイデア気に入ってるんですよ。。